歯周病

歯周病とは

イメージ画像歯周病は、歯肉の炎症から始まり歯を支えている骨(歯槽骨)が失われていく病気です。かなり重症になるまでは無症状で進行していくことが多いため、自覚症状が出る頃には抜歯せざるを得ない状況になっていることもしばしばあります。また、一度失われた歯槽骨はほとんど元には戻りませんので、予防が何よりも大事になります。

歯周病の原因

イメージ画像歯周病は、歯周病原因菌による感染症です。ですので、原因菌を減らすことが何よりも大事です。
また、身体を病気から守る免疫が下がっていることが原因のこともあります。例えば喫煙です。
喫煙者は、歯周病にかかりやすく重症化しやすく、さらに治療の効果が出にくいことが解っています。歯周病にかかる危険性は1日10本以上喫煙すると5.4倍に、10年以上吸っていると4.3倍に上昇し、また重症化しやすくなります。喫煙者の場合、歯肉の腫れや出血が見た目では分かりにくく、発見が遅れることも多いです。
ニコチンは免疫の機能を狂わせますので、病気に対する抵抗力が落ちたりアレルギーが出やすくなります。また治癒の働きまで抑えてしまうので、治療しても治りにくくなります。ただし、禁煙することでこの危険性が下がっていくことも解っていますので、本気で歯周病を治療したい方は今からでも決して遅くありませんので禁煙をお願いします。
他にも免疫が下がる要因として、不規則な生活リズムや偏った食生活等も挙げられます。
歯に掛かる過剰な力も、歯周病を悪化させます。無意識に行っている食いしばりや夜間の歯ぎしり等です。

歯周病の危険性

イメージ画像狭心症、心筋梗塞、脳梗塞は、歯周病も原因の一つになっていると言われています。
また、糖尿病と歯周病は深い関わりがあり、糖尿病の人はそうでない人に比べて歯周病になりやすく、また逆に歯周病になると糖尿病が悪化することが解ってきました。 歯周病を治療すると、糖尿病が改善することも解ってきています。

こんな症状ありませんか?

イメージ画像 ・ハブラシで出血する
・歯の周りの歯肉が腫れている
・かたいモノが噛めない
・歯の動きが以前よりも大きくなった
・以前よりも前歯が出っ歯になってきた
・歯が長くなって、歯と歯の間の隙間が大きくなってきた
・口臭がする

歯周病の治療方法

歯周検査

レントゲン撮影、口腔内写真撮影、歯と歯肉との間の歯周ポケットと呼ばれる部分の深さや出血の検査、歯の動揺度の検査等

歯周基本治療

まず何よりも大事なのが歯垢(プラーク)の除去です。そのためには、毎日ご自身でハブラシを適切に行っていただく必要があります。ハブラシが適切に行えれば、歯周病は半分以上良くなると言っても過言ではありません。ですので、まずハブラシ指導を受けていただきます。
次に歯にこびりついている歯石を除去していきます。特に歯周ポケット内に隠れている歯石を除去することはとても重要です。
同時に、必要に応じて噛み合わせの調整を行うこともあります。
歯周基本治療によって状態が良くなれば(歯周ポケットが3mm以内になり、出血しなくなる)、メインテナンス(定期検診)を行っていきます。



歯周外科

歯周病が進行していて、歯周基本治療では状態が良くならなかった部分に対して、外科的に歯周ポケットを浅くしたり、深部に残っている歯石を除去したりします。
状態が良くなれば、メインテナンスを行っていきます。



当院の治療の特徴

イメージ画像 当院では、前述のスタンダードな歯周病治療に加えて、PDT(フォトダイナミックセラピー)を導入しています。
PDTは比較的新しい歯周病治療法で、バイオジェルと呼ばれる薬を患部に注入し、Periowaveという装置でレーザーを照射することによって活性化し、患部の歯周病原因菌の除菌を行う治療法です。同じく薬品で歯周病原因菌を減らす抗菌療法(抗生物質)と違い、耐性菌のリスクがありません。また、通常麻酔も必要なく、痛みはありません。

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ばば歯科医院のご案内
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